三本目:ガーリッシュナンバー
ひとつよしなに。さっとです。
数日空いての三発目の更新(サボり)ですが、やっていこうと思います。
世間は二度目の緊急事態宣言にも関わらず、電車の込み具合は変わりません。クソ
僕もテレワークができるような職種ではないため、変わることなく過ごしています。
強いて言えば、3月開催のライブ中止報を見て予想はしてましたが、気が病んでいるところであります。
さて、今回のお題は、アニメ「ガーリッシュナンバー」です。
僕は今となっては時間が取れずめちゃくちゃアニメを見ているわけではないのですが、普通にオタクなのでアニメとかの話もしちゃいます。
ストーリー的には、新人声優の女の子たちが業界の闇を見つつもお仕事する話です。
このアニメ、正直大売れともいかず、二期の放送も決まっていないものです。
アニメが放送していたのは2016年10月ともう4年以上前の話なんですが、
ふと、なんとなーくこんなアニメあったな。でも見た記憶がないから見るかという、
些細なきっかけで見始めました。
そんな些細なきっかけで見たアニメに僕は心を打たれた(?)ので、皆さんにも魅力を知ってもらいので、簡単に内容を書いていきたいと思います。
- ストーリー構成
まずこのお話の主人公は 烏丸千歳 (↑ビジュアルの真ん中赤髪)です。
このアニメは1クール(12話)しかないためほとんどこの子が中心のストーリーです。
上でもさらっとあらすじを紹介しましたが、新人声優 烏丸千歳(からすまちとせ)が
声優のお仕事をしていくわけなんですが、まぁこいつがクズなのです。この見た目で。
・内心で他人の印象をめちゃくちゃ悪く言う。
・自分は努力しないで何でもできる天才だと思い込んでいる。
・自己中かつすぐ調子乗る。 etc...
まだまだ漁ればたくさん粗が出てくるこんな感じの性格なのですが、女の子で腹黒Theクズっていう主人公はあまりいなかったような気がし、個人的に面白く斬新に感じました。現実の女の子は実際みんなこんな気がするけど
力量も声優の専門学校を卒業したとは思えないほどの棒読み、自分が売れないのは事務所が売り出してくれないせいだと思っている、仕事の大半はモブ役なので年収は確定申告が不要、この話の始まりとなる主役キャラの仕事もコネで貰ったものという、とんでもドクズ野郎ですが、この子が最終的に自分を見つめ直し、すこ~しだけ成長します。
- セリフ
このアニメの原作の作者さんが 渡航 さんという方で「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」(通称:俺ガイル)の原作も務めているかたです。
俺ガイルに登場する 比企谷八幡 も独特な言い回しで名言(?)を多く生み出しています。
それが関係してか烏丸千歳もなかなか刺のあるセリフを放っていきます。
中でも印象に残ったのが、2話で同期の 久我山 八重 と会話するシーン
八重が千歳のことを友好的に好きだよと伝えるのですが、それに対し薄い反応を示し、
「誰にでも言ってそうだし、言葉の価値がペラい、魂がビッチ」と言い放ち、
同じく場にいた 片倉 京 に茶化された際にも、「こいつ関西人の癖に面白くないな」と心内で毒を吐いていきます。
・・・言葉の価値がペラい、魂がビッチなんてセリフ普通の人間は思いつかないです。
千歳は毎度喋る内容がぶっ飛んでるので、まだ探せばたくさんあるこういった言葉選びに惹かれました。
- 曲が良い
話はいきなり飛んで曲についてになります。話の内容はまぁぶっちゃけぺラいので。
散々ボロクソに書いてきた千歳ですが、苦悩する場面もありストーリーに繋がっていくのですが、その内容がオープニングテーマ「Bloom」の歌詞に表れています。
実際この曲はアニメの主要枠5人が「ガーリッシュナンバー」というユニット名で
歌っており、冒頭の歌詞「一番になりたい」は想いが込められていると感じました。
サビ前の「今はもう分かってる」には千歳の成長が感じられます。
(千歳の歌声は特別可愛いわけではないのですが、頑張って出して引っかかってる感が癖になります。)
他にはエンディングテーマやガーリッシュナンバーとして、個々のキャラソンとして
約10曲を出しており、力の入れようにはびっくりしました。なぜ売れない。
この曲たちはテンポのいい曲やアニメの複雑な想いを歌っているものばかりで冗談抜きに良曲です。
普段アニメを見終えてわざわざキャラソンを聴かないのですが、こればっかりはiTunesに落としました。
おすすめ紹介させていただきますと
・今は短し夢見よ乙女 (エンディングテーマ)
2番以降が普通に感動しちゃうような、こいつらも頑張ってるんだな...と感じてしまう
ような曲。
・Growing!
テンポ◎ とにかくエモい。
・Baby Sweet Gi(a)rl (烏丸千歳キャラソン)
軽やかな曲調に、
「"朝10"なかなか起きれない時は気圧のせいにしておけばオールOK!」
という千歳のクズっぷりも味わえる。
・Checkあ(千歳&八重)
新人声優扱い雑すぎんだろと、いう本心を新人声優の千歳・八重が歌う。
歌詞とは直接関係ないが、タイトルが「Checkあ」であるのはマイクチェックの「あ」だということが字面を見たときに、なるほどな、と。
~総括~
ここまで書かせていただきましたが、アニメ自体悪くはありません。ダラダラ進行するわけでもなく、12話ならサクッと一気見できる程度なので是非おすすめです。
ではこんな感じで終わりにしようと思います。
ばぁい。